[氏名]  成嶋 徹
[フリガナ]  ナルシマ トオル
[競技種目]  パラローイング、競泳
[生年月日]  1984年(昭和59年)5月9日
[出身地]  山梨県・甲府市
[居住地]  山梨県・甲府市
[練習場所]  山梨県、東京都など
[所属]  パラローイング NPO法人琵琶湖ローイングCLUB(予定)、競泳
[経歴]  山梨県立甲府南高等学校、日本工学院八王子専門学校 放送芸術課卒
[これまでのスポーツ歴]  競泳
[障がいの区分]  パラローイング PR3(仮)、競泳 S9.SB8.SM9
[障がいの箇所]  上肢、下肢
[障がいの種類]  マフッチ症候群
[いつからの障がいか]  生後3カ月

パラリンピックを目指すうえで困っていたこと
競技者として、パラスポーツを始めた時、身近に選手がいませんでした。初めは、周囲に迷惑をかけたくないという思いがあり、職場や両親などに話すことなく、パラスポーツを取り組んでいました。学生時代は、体育を見学していたということや、基本的には障がいを隠したいという思いから、スポーツをするということ自体に抵抗がありました。しかし、トレーニングを重ねていくうちに、パラスポーツの魅力を感じるようになりました。そして、全国障害者スポーツ大会など、大きな舞台に出場するようになり、自分自身の可能性を広げてみたいという思いから、パラリンピックに出たいという目標を掲げるようになりました。そこで、自ら行動し、関係者を訪ねて、パラリンピックに関する情報やトレーニングなどを学んできました。次第に、スポーツの分野で支えてくれる仲間が増えて、周囲の環境が変化してきました。さらに、仕事と選手生活を両立させたいという思いがあり、大会のために休みを取らなければならないこともありますが、職場の上司や同僚たちは、目標の達成に向けて、温かく見守ってくれています。さらに、周囲の呼びかけのおかげもあり、DOSAの情熱的なスタッフの皆さまと出会うことが出来ました。一方、全国と比較すると地元の山梨県では、選手が少ない状況です。特に、練習環境では、サークルなどを含めて、集まって練習する場所や機会が少なく、限られた場所で競技をしています。私を応援していただける方たちのおかげで、2020年東京パラリンピックに向けて、歩むことが出来ています。自らの可能性を信じて、挑戦し続けていきます。
 
アピールポイント
何事も積極的に挑戦し、アクティブに過ごしてきました。DOSA大島理事長さまより「思うように進んでほしい」というメッセージをいただき、より力強く、自らの可能性に向けて、挑戦するようになりました。私の表情に注目していただきたいです。トレーニングや大会の時、周囲が見えなくなるぐらい集中し、実力を発揮した瞬間、笑顔になっています。時に、気持ち悪いと言われるくらい、ニヤニヤしています。一方、興味・関心が無い時や、周囲に流されてしまっている時には、暗い表情をしています。気持ちが表情に現れやすく、理解しやすいのではないでしょうか。そして、私自身の原動力は、試合で負けたくないという気持ちです。試合に出場し、タッチの差で負けてしまい、悔しい思いをした経験があります。その気持ちを跳ね返すため、パフォーマンスの向上に努めています。
 
プログラムへの意気込み
私は「自らの可能性を信じて、挑戦する」をキーワードとして、年齢、障がいの有無に関係なく、個々の様々な違いを認め、パラスポーツの魅力を発信していきたいと考えています。2020東京パラリンピックに向けて、皆さまと一緒に夢に向かって歩んでいきます。

支援条件
2018年10月31日までに 筋肉運動の仕事量を測定する装置「エルゴメーター」での数値である8分31秒(2km)、4分19秒(1km)のいずれかをクリアすること